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【SF小説】火星のモンちゃん日誌 2117年4月4日 はじまり

投稿日:2017年11月13日 更新日:

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kellepics / Pixabay

気がつくとボクは奇妙な銅像の前に立っていた。そしてなんでこの場所に自分がいるのか、まったく記憶がなかった。何が奇妙かというと、人と猫がいっしょに立ってる銅像で、人と猫が同じ方向に向かって指を指している。指を指すといっても猫に指はないから、正確には同じ方向に向かって人間は腕、猫は前足を上げているほうがよいでしょう。

いやいや、猫にも指があるはず。人間と同じ5本だっけ、6本だっけ?ヘミングウェイが飼ってた猫さんは指が6本だとか。そんなことは、どうでもいいか。ようするにボクはヘンな銅像の前に立っていて、なんでこんな場所にいるのかがわからないってこと。

猫が2本足で立ってることもまれだけど、何で二人は、いや一人と一匹はまるでパートナーのように立っているのだるろうか。その銅像の下には、いろんな国の言葉で、銅像についての説明が書いてあった。日本語もあったが、どこの国の言葉なのか見たことのない文字もあった。日本語の説明には、”火星建国の功績者、偉大なるイーロン・マスクと生物として初の火星訪問者、三毛猫福太郎を讃える”と書いてあった。日本語がわかるということは、ボクは日本人なんだろう。え、ひょっとしてここは火星なの?

目の前にはスクランブル交差点が。たくさんの人が道を横断していた。いや、よく見ると人だけではなかった。人に混じって奇妙な生き物も歩いていた。その中の数人というか数匹はそれはどうみても猫だった。猫が立ち上がって2本の足で歩いている。その猫達の中には、首輪をつけた犬を連れて歩くものや、みたことのない生物、みたことのない器械にのってるものもいた。

そして、空中を車みたいなものが飛んでいる。そのさらに上には青空のかわりに青いドームの天井のようなものがおおっていた。

高層ビルのスクリーンにはお昼のニュースが映し出され、え、アナウンサーがカエルのような生き物が何やら話している。そして、その下には見たことのない文字の説明が表示されて、日付らしきものが、え、2117.4.3とは、これは日付かな。そうすると現在は西暦2117年なんだ。
呆然と立っていると、誰かが足もとから話しかけた。
”姫様、どういたしました。”

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Uzan / Pixabay

 

姫っていったい誰のことなんだ。足元を見ると、黒猫がいた。しかも2本の足で立ってる。

”まさか、猫が話せるわけないし。”

猫の口は何も動いていないけど、日本語で話しかける声が聞こえた。これはテレパシーなの?

”姫様、そろそろお城にもどる時刻でござる。お城の外は危ないのではやくもどられたほうがよいでござる。”

ちがった方向から今度は声がした。

見てみると、そこには白猫がやはり2本の足で立っていた。

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Mia_Rainbow / Pixabay

”え、ボクが姫様って・・・ボクは女だったっけ。何も覚えていない。”

自分の姿がよくわからない。何か胸がしめつけられてるような気がした。胸を触ってみると、え、そこには大きなおっぱいがあった。この違和感はなんなんだ。

それに着ているものは着物、振り袖がついている。それに2匹の立ってる猫も着物を着て、さらにお侍さんのように日本刀みたいなものを腰につけてる。それに、猫にしては背が高い。ボクの膝ぐらいの高さまで身長がある。

何だかさっぱりわけがわからないけど、しかたがないので、ボクは猫達の言葉に従って、お城とかいう場所に帰ることにした。猫が言うお城とはどんなお城なんだろうか。頭に浮かんだのが信長様の安土城。一番好きなお城かな?それとも、あのドイツにある白鳥の城かな?

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EmilyWeitz / Pixabay

 

つづく

 

 







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